オリジナルキーボードを作ってみる その3「マイコンボード選び編」
キーボードを作るのには何かしらのマイコンが要ります。
今回はその辺りの話です。
前の記事はこちら
Teensy or Arduino
自作キーボードを作るのにメジャーなマイコンボードは大きく分けて2つありそうです。
Teensy系
ネット上にわりとたくさん記事がありそう。
Arduino系
みなさんご存知Arduinoちゃん。
ただしUNOやMegaなどのArduinoは標準では自身をUSBデバイスとして認識させる機能がついていません。
LeonardoやMicro等、ATmega32u4チップが載ってるLeonardo系列のArduinoなら、標準でUSBデバイスとして認識されます。
UNOなどもファームウェアの書き換え等を行えば対応可能だそうですが、とりあえずLeonardo系を使っておくのが無難だと思います。
今回は最初の記事にも書いていたとおり、Arduinoの勉強をするというのも大きな目的の一つですので、Arduino系のマイコンボードを使うことにしました。
使えそうなATmega32u4搭載マイコンボード達
Arduino Leonardo
使えるけどでかい。回路組んでみるときとかにはいいかも。
micro USBで接続可能。
3,000JPYくらい。
Arduino Micro
ちっちゃくなったArduino Leonardo。
micro USBで接続可能。
2,700JPYくらい。
僕が最初に買ったのはこれです。 以下に挙げるのはArduino純正ではなく、最初のスケッチアップロードにコツが要るっぽかったのでまずはこれを買いました。
ここから挙げるのはArduino公式の製品ではないです。
Da Vinci 32U
ダ・ヴィンチ32U with Arduino Bootloader - Da Vinci 32U w/Arduino Bootloader/ATMEGA32U4 - ネット販売
ストロベリー・リナックス社提供互換ボード。
Arduino Microより小さくて、全I/Oポートを引き出してある。
mini USBで接続可能。
1,500JPYくらい。
Arduino Bootloader搭載Verなら、特にファームウェア書き換えも無しでArduinoIDEから開発できるみたい。
mini USBがよければこれでよさそう。
Pro Micro
SparkFun社提供互換ボード。
小さいけど、全I/O引き出しではない。
micro USBで接続可能。
2,500JPYくらい。
更にPro Microには安価なPro Micro互換クローンボードがあります。
互換ボードは大体600JPYほどと激安なので、とても扱いやすいですね。
僕も最初の開発はArduino Microでしたが、慣れてきたらPro Micro互換ボードに変更しました。
安いは正義。
まとめ
個人的にはArduinoに慣れてないうちは公式のArduino Microなどを使う方が安心かなと思っています。
Pro MicroはWEBにもほとんど記事が上がってないということと、何かエラーが起こった時に純正じゃないから起こった問題なのか、純正でも起こる問題なのかの切り分けがしにくいからです。
最終的にはPro Micro互換ボードが安くて使いやすいんじゃないでしょうか。
次回Arduino入門編です。
まとめ記事はこちら。