Prusa i3 Reworkを作ってみる その3「組み立て」
パーツが全て届いたので組み立てを始めます。
前回の記事はこちら。
組み立ては基本的にReprap WikiのPrusa i3 Rework組み立てページに沿って進めます。
Prusa i3 Rework Introduction - RepRapWiki
ここでは上記Wikiページだけには書いてなくてちょっと困ったところをまとめていきます。
なおプリントパーツをちょっと削ったり、モーターの位置をワッシャーで調節したりという工夫はいくつかする必要がありそうです。
HeatedBedマウントパーツ組み立て
アルミのHeatedBedマウントパーツを組み立てます。
アルミパーツにLM8UUを載せて、タイラップで締めて固定します。 中央のプリントパーツをM3のネジで固定します。Wikiでは14mmネジでしたが、それだとナットから飛び出るので 僕は12mmを使いました。
寸切りボルトについて
今回φ10mmの1m寸切りボルト2本から自分で切り出しましたが、注意点があります。 切断した面が汚いと、ネジが潰れてしまい、ナットが入らなくなります。
片方だけでもナットが入れば一応組み立てはできるのと、
片方から入れてもう一方から出せば、ナットのお陰でネジが復活するので両方からナットを入れることができるようになったりもします。
しかしどちらか一方でも入らないと困ったことになるので、切断には気をつけてください。
なお雑に扱って途中のネジが潰れると、途中でナットが動かなくなって困ります。(困りました。)
なので丁寧に扱いましょう。
なお長辺の中間に入れるナットはアルミフレームの固定用です。 ベアリングを含む短辺に近い辺りで使うので、もし中間でネジが潰れてしまっている場合は、そちらに寄せて入れておきましょう。
エンドストップスイッチの固定について
今回購入したメカニカルエンドスイッチの場合、M3のなべネジだとコネクタに干渉してしまいます。 僕は10mmの低頭ネジを追加で購入して使っています。
さらにコネクタの端をカッターで切りました。これで低頭ネジがちょうどハマるようになります。
アルミ製HeatedBedについて
PCB+ガラスでやる方法が一般的ですが、アルミ製のHeatedBedを使えばその組み合わせはいらないです。
注意点はアルミむき出しの面が上面だということ。 ついついプリントされてる面を上にしそうですが逆です。
電源ケーブルは電流容量が大きく、柔らかいものがいいそうです。
電流容量が小さいとHeatedBedが十分に熱くならず、硬いケーブルだと動くのに邪魔になりそうです。
僕はAGW14のソフトシリコンケーブル、というものを買いました。
なおど真ん中の穴は本来ガラス板とセットで使う時に、ガラスの温度そのものを図るためにサーミスタを突っ込む穴のようです。 今回の場合はガラスは使わないので、アルミに接するようにしたほうがいい気がします。
ちなみにHeatedBedの抵抗値は先に測ったほうがいいかもです。 僕がAliExpressで買ったHeatedBedは粗悪品だったらしく、抵抗値が低すぎてRAMPSのヒューズが燃えました。
うわっ、ExtruderとHeatedBedあたためてて、何か臭うと思ったら煙あげてヒューズが焼き切れてた!! なんとまー。 pic.twitter.com/eaGWYmCAQl
— ゆかり (@eucalyn_) 2017年9月9日
HeatedBedは大体1.2-4Ωが適正みたいです。
モーターからプーリーの取り外し
プーリー取り外すの大変です。 Amazonでベアリングプーラーを買いました。
ベアリングプーラー ギア ベアリング 抜き取り (35mm)
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届いたのはめっちゃ汚かったですw (触ったそばから手が黒くなる)
もしかしたら中古だったのかも?
別にちゃんと使えるので気にしないですw
ベアリングプーラーでの外し方
では外してみます。 まずプーリーにプーラーを引っ掛けます。
上のハンドルをくるくる回すと軸が押されてプーリーが外れてきます。
でもそれだけじゃ抜け切らない…。
なので手元にあったM3の5mmスペーサーを更につっこんでみました。
これで抜けた!!
配線
RAMPSに対してそれぞれ配線していきます。
モーターの端子は2.54mmのピンじゃないと思うので、途中でぶった切って、必要であれば線を伸ばしてQIコネクタを実装する必要があります。
なのでメスのQIコネクタと、圧着工具、ケーブルと熱収縮チューブが必要です。
こんな感じでした。 次はFirmwareです。